2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

静かな衝撃と深い喪失感

村上春樹の「蛍」という短編を読んだ。彼が大学に入った頃の話である。僕は数年前出版企画「本が売れない問題の解決試案」という、解決しようもないないテーマで企画を書いたが、その時参考に最近のベストセラーを初め100冊近い本を読み、更に村上春樹も30冊…

ミスっても銀

浅田真央が小さなミスを2度やった。それでも銀。多分完璧に出来ても銀だったろう。それだけキム・ヨナのパフォーマンスは完璧だった。こうなるともう運不運ではなく、競技に対する考え方の違い、哲学の違いだ。キムのコーチは現実主義で、新たな試みはせず…

ブルー・サファイア

今日は暖かいので鎌倉でも歩いてみよう。しかし春一番が吹くそうなので海岸へでるのは止めて(風が強いと海の魅力は半減する)北鎌倉から道沿いに歩いて鎌倉に出よう。まず鶴岡八幡宮まで歩き、それから小町通りに入るいつもの散歩道だ。北鎌倉から鎌倉まで…

木石魚鳥を泣かす

僕が田舎の大学のデザイン課に入学したての頃、イラストの課題が出た。B全のパネルにイラストを描いてこいという至って大雑把な課題だ。僕は以前に読んだアポロドーロスのギリシア神話の中で、大好きだったオルフェウスの話を描いた。オルフェウスの竪琴と…

モントレーからシスコへ−2

モントレーはシスコとロスの間にあるリゾート・観光都市である。街には水族館があり(行かなかったけれど)近くの海にはラッコが生息する自然豊かな街である。僕も近くの浜辺に行ってみたら、砂浜には海鳥とリスが無数にいた。但しリスは病原菌を持っている…

織田家のハプニング

テレビで男子フィギュアを観ていた。織田信成の演技、チャプリンをテーマにしたコミカルなものだ。織田は小柄で可愛い顔をしている。だから演技もユニークで可愛いものだった。ところが突然ハプニングが起こった。スケートシューズのヒモが切れたのである。…

国母の8位

国母は8位だった。最後は大技に挑戦し手をついてしまった。しかし他の選手も一発逆転を狙い大技に挑戦しコケていった。その中で力の上位安定した選手と一か八かの賭けに勝った選手がメダルを取る。まあ国母はやれるだけやったのではないか?とにかく日本は既…

アメリカの光と影−1

少し前のブログで怪優ジャック・ニコルソンの事を書いたが、そこでは触れなかったが彼はアメリカ労働界の大物ジミー・ホッファも演じている。1975年の彼の失踪事件は日本では殆ど知られなかったが、本国はもとより欧米では大事件として騒がれた。彼は多分知…

最近CM事情

近頃テレビを見ていてCMが余り気にならなくなった。勿論不愉快なシツコイものも有る。しかし何となくスッと見てしまうCMも多くなった。「♪うみのやさい うみのやさい こんぶをおいしくめしあがれ」?これのリフレイン。可愛い女の子が歌う。僕は素直に時…

ロングレンジャー

目覚めるとテレビがオリンピック中継で騒がしい。上村がどうしたとか、葛西がこうしたとか、相変わらず選手達にプレッシャーをかけ続けている。日本は昔からNHKを始めとしてメダル、メダル、メダルと空騒ぎし、選手に無用の圧力をかけ続けてきた。もう少…

幻想夜

今日昼近く目を覚ますとモントリオール・オリンピックの開会式をやっていた。開会式という日本語は何となくゴツイ。オープニング・セレモニーと言ったほうがニュアンス的には相応しいだろう。今やオリンピックのオープニングは巨大なエンターテインメント・…

モントレーからシスコへ―1

199×年7月?僕はでかいスポーツバックを抱えて、モントレーからタクシーに乗り込みシスコに向かった。車はボロく運転手は歳を取ってくたびれた、モーガン・フリーマンのような黒人だった。「サンフランシスコ・エアポート」と言うとタクシードライバーはチ…

近頃はリノベーション

今朝サイトでリノベーションについての記事を読んだ。知らなかった。近頃はリノベーションなんだ。僕は過去広告・販促プランナーとして随分住宅・不動産の仕事もやった。10年前位はその当時急激に伸びていたリフォームの企画もやった。しかし本当はリフォー…

ハイチのその後

以前のブログ「ハイチの大地震」で、記事として大袈裟にならないよう死者3〜5万人予想と書いたが、実際は死者は20万人を超えさらに増えるという。当初大統領のプレヴァルが言っていた事の正しさが実証された。さらに30万人が怪我をし、35万戸が倒壊、ハイチ…

宮部みゆき―3

今週も宮部みゆきを数冊読んだ。しかし日本SF大賞を取った「蒲生邸事件」はまだ読んでいない。この本はブックオフにも中々姿を現さない。ヒョットすると文庫本化されていないのかも知れない。(出版は角川か早川か?)宮部みゆきは本当に器用な作家だ。そ…

バナナの無念

この頃朝はバナナ一本で済ませていた。腹に応えないし僕自身の運動量も少ないので昼まで十分に持つ。我ながらグッドアイデアだと思っていたが、意外な落とし穴が…。1月末、定期の糖尿病検査に行き、血糖値、HbA1cは見事に下がってきたが、腎臓の数値―ク…

反デフレ傾向―その2

以前「巨大スーパーの没落」という記事を書いたが、その中で巨大スーパーが売上を落とし続ける中で、地域の中堅スーパーが頑張っているという記事を書いた。あるスーパーは品揃えを充実し逆に値上げをして成功している。客の要望があれば遠方まで出張しその…