ないないづくし

近頃人工透析の疲れが出て来たのか、自分の生活が段々ないないづくしになってきた。覇気がない。飲みにいかない。本を読まない。(もっとも目も悪くなったが…)歩かない。でも歩くことは僕の人生のコンセプトであったはず。だから今日は久しぶりに鎌倉を歩いた。

と言っても北鎌倉から鎌倉さらに海岸へではなく、鎌倉から海岸までとショートカットコースにした。でも今日は天気が良く波も穏やかで気持ちの良い海岸であった。そして空を見上げると沢山のトンビが舞っていた。こいつは結構曲者で不用意にオニギリでも食べようものなら、アッという間にさらわれる。それも器用にもオニギリだけさらっていく。こちらの指にさえ触れないで。

でもやはり歩くのはいい。海はいい。鎌倉もいい。天候も今日は最高だった。本当は泳ぎたかったが、昨年から海で泳ぐのは止めた。年齢のせいではない。とにかく昨年はクラゲに刺されっぱなしだった。鎌倉は今やクラゲの海だ。やはりこの年でクラゲの刺し傷だらけでは様にならない。だからこれからは海を眺めるだけだ。それでも気持ちはいい…。

僕は小樽生まれで小さい頃から海で泳ぎ、そして潜り、ウニやババガイを取ってきた。でももうクラゲにはかなわない。クラゲ以外にも海にはチクチク刺す小さな虫のような奴もいる。そして僕自身も多分アレルギー体質になったんだろう。だからこれからは海は眺めるだけにした。だから年とともに失うものは多い…。


でもないないづくしと言っても、まだまだやれることは山ほどある。そしてその内新しい事もやってみたい。例えば小説を書くとか。それもアトランティスを舞台にした大ロマンを…。でもちょっと無理か?僕は男女関係の事はちっとも分からない。昔から女の子とのゴチャゴチャはすぐ逃げだした。幸いうちの女房はサッパリしている。というかアッケラカンとしている。だから女房との間にややこしいゴチャゴチャはない。でも今日は何だか訳の分からない事をグズグズ書いている。まァいいや。とにかく書くことが大事だから…。