ハイチの大地震

1月12日午後5時、マグニチュード7.0の強い地震がハイチを襲った。写真で見ると建物のほとんどが倒れている。死者は3〜5万人と推定される。大統領官邸も見事に潰れている。ハイチはキューバの右隣にある島の左側で(右側はドミニカ共和国)世界の最貧国の一つだ。一昨年の中国四川省の大地震(M7.8、死者6万人)昨年のトルコの大地震(M7.4、死者1.7万人)でも人的被害は大きかった。これらの被害の大きさには共通点がある。多分建物が耐震強度を持っていないのだろう。ほとんどの建物が倒壊していて、それが人的被害を大きくしている。それと普段地震などほとんどない地域での大地震が被害を大きくするのだろう。

中国もトルコも今度のハイチも、古い街であったり、建物が地震に弱かったりで被害を大きくしている。しかし急に世界中の建物の耐震強度を高めるといってもそれは無理である。だからこの悲劇は大津波も含めて、今後世界中でまだまだ続く。1995年1月17日、M7.2の阪神・淡路大震災で6400人もの人が死んだけれど、地震国日本だからこの程度の被害で済んでいる。もし建物が日干しレンガのようなもので造られていたり、ビルの鉄筋が強度不足であれば被害はもっと大きかっただろう。しかしあの高速道路がグニャリと曲がった映像は恐ろしい光景だった。(戸建住宅もメーカーによりはっきり差が出た)

ブラジルの預言者ジュセリーノは今後さらに巨大な地震が地球のいたるところで発生すると警告している。マグニチュード9台、あるいは10台の巨大地震も予言されている。これでは最新の耐震設計建築も持たないかもしれない。ましてや土で造ったような建物ではひとたまりもないだろう。そしてまた多くの犠牲者が出る。数日前NHKでメガクエイク(巨大地震)についての番組を放映していた。(残念ながらよく観ていなかった…)ジュセリーノは地球の環境汚染・温暖化もこれらに影響を与えていると話している。彼の予言で怖いのは2010年9月15日、東京・横浜でM8.4の大地震が起こり7万人以上が死亡するという予言である。さらに2018年6月21日、東海大地震M10.6を予言している。

これらの大災害は他のもの――地球温暖化による高温化、気象変動、旱魃、巨大台風、大雨、大洪水、噴火などとともに予言され、地球の環境・自然が大きく狂って来る事を予告している。彼の予言(予知)の当たる確立は90%以上だという。それが本当ならば地球の環境・自然は今相当おかしくなっているのだろう。といっても地球自身が生きている星で過去の壮大な時間の中で、プレートの移動により大陸が一つになったり(スーパー大陸パンゲア)5大陸に分かれたりしている現在進行形の中で、我々はこの星で暮している…。