切腹マークの廃止

JAL切腹マークを止めるらしい。あの縁起でもない腹切りマーク、JALのロゴのど真ん中をバッサリ切り、血が吹き出している縁起でもないマークをやっと止めるようだ。あのロゴマークを採用した常識のない経営陣と、あの悪意に満ちたデザインをした欧米の有名デザインスタジオの感覚を本当に疑ったものだ。採用した経営陣もヒョットすると嗜虐的にあのマークを採用したのかもしれない。この企業はどうしようもないと。バッサリ腹を切り、地獄へマッサカサマだと…。

その切腹マークが姿を消し?この4月から昔の鶴丸マークが復活するようだ。このマークはいい。マルあるいはOKマークで多分世界共通だ。稲盛さんの経営再建は上手くいっているのだろうか?山崎豊子のあの小説、あの映画(渡辺謙が力演した)を見ているとJALの悪辣さ、日本の役所の悪辣さが分かる。(JALは役所と何ら変わらなかった)平気で赤字を垂れ流し、経営陣は反省の色もない。そして組合が7つもあるという異常さ!これでは官公労よりも悪質だ。僕はこんな会社は今でも潰したほうが良いと思っている。形態はともかくこれは国民の税金を湯水のように無駄遣いする特殊法人と変わらない。

でもともかく稲盛さんの下で再建を始めた。稲盛さんもとんでもない厄介者を背負ったものだ。僕はあの腹切りマークを不思議に思っていたが、それもやっと見直されるようだ。これを機にJALが本当に再生してくれれば良いのだが…。これからの日本は少子高齢化社会、経済〜GNPの縮小、景気の長期後退と灰色の時代が続く。だから高度成長時代の全ての仕組みを変えていかなければならない。だから逆をいうとこれは歴史的な日本再生のチャンスだ。日本だけではなく世界的にも成長々々だけではもうやっていけない筈だ。多分成長経済よりは循環経済だろう。

だからデフレも僕は困った事だとは思えない。日本の高度経済成長は多分上げ底・ふくらまし粉経済だったのだろう。GNPが上昇し、給料が上がるとともに物価も不必要に上がってしまった。だから日本人は本当に豊かにはなっていなかった。だからデフレで物価が下がる事は、それとともに給料も下がる事は、逆に国際水準に近づく事だ。要するに物価の下降が給料の下降を上回れば良い。そうすると国民の生活はむしろ楽になる。それと中国からの出稼ぎや、日本企業の海外流失も防げるのではないか?

民主党、菅政権は内閣改造をしたが、増税路線の与謝野を入閣させ非難を浴びている。確かに官僚の給与を下げられずに、増税で収入を増やそうとするのは筋が通らない。でも近頃菅は開き直ったような政策を取る。でも僕はこれはこれで良いと思う。日本はとにかく思い切った経済・財政政策を取らなければ再生できない。だからこれに対する自民の反応は揚げ足取りのようで芸がない。だからやはり自民に政権を戻す事は危険だ。いずれにしろ今の時代何処の政党でも良いが、思い切った手を打たなければならない。あまり国民の顔色を伺いつつ政策をコロコロ変えるのは好ましくない。


そういう意味では菅の開き直りはむしろ良い方向に思える。だから時代遅れの恐竜の小沢は倒すべきだし、超左翼の仙石切りも妥当な処置だ。官僚の無駄、給与の削減が出来なければ次の選挙で政権交代すれば良い。多分そうなるだろう。いずれにしろ日本はこれから大きく舵を切らなければならないから、今後も混乱が続くだろう。しかし自民の箱物・停滞路線よりは良い。早く自民も若手中心の政策集団に変わって欲しいものだ。それとみんなの党渡辺喜美が実際はどこまでやれるか、どこまで能力があるのか?