「キアヌ・リーヴス」

1月28日ロンドンで「47ROUNIN」の製作発表があった。あの「忠臣蔵」のハリウッド・リメイク版である。総製作費2億ドルもハリウッド・スケールだ。主演は僕の好きなキアヌ・リーヴス。大石役はこれも僕の好きな真田広之。(若かった真田ももうそんな年か)柴咲コウはキアヌの恋人役だ。これが彼女のハリウッド・デビューになる。彼女は日本映画の中でも個性的で存在感の有る女優の一人だ。真田は既に国際俳優である。製作はユニバーサル、公開は2012年12月、赤穂浪士討ち入りの日に合わせるのか?でも荒唐無稽な忠臣蔵が日本人にとって面白いのか?しかし前に来た「ラストサムライ」はそれなりに面白かったし、この映画もアングロサクソンの好きな復讐劇なので、意外と面白いかもしれない。何しろ“目には目を、歯には歯を”の民族だ。僕は昨年暮れ「最後の忠臣蔵」を見てかなり感動したが、今回の忠臣蔵は感動というよりは多分派手な痛快アクションものだろう。でも日本の代表的な復讐劇が世界的に認知されるのは悪い事ではない。ややもすれば日本人は怨恨・屈辱をすぐ忘れる民族だと思われているからだ。アラブ人のように(アフガン、イラクのように)しつこくテロを繰り返さない淡白民族で、一神教ではない。はっきり言えば無宗教、いや天や太陽を崇め、森羅万象に神宿る汎神論民族である。いわゆるイザヤ・ベンダサンのいう日本教徒だ。

僕は以前から頭の中にイメージがあって、それはもし天佑があれば釈迦の伝記「ブッダ」を映画化したい。その時の監督はスピルバーグブッダキアヌ・リーヴスブッダの付き人アーナンダは本木雅弘にしたいと考えていた。スピルバーグはカルチャー的にも幅広い知識と経験を持っている。しかも彼はユダヤ系?だ。キアヌは何系なのか?純粋なアングロサクソンというよりは、ややアジアっぽい顔をしている。静かでしかも強く気高いゴータマ・シッタールダにぴったりのイメージだ。彼は静かに座禅をしても似合うし、マガダ王やコーサラ王に道を説く姿も説得力がありそうだ。アーナンダは本来彼の従兄弟で、心優しい迷いの人だ。本木の問いかけるような瞳はアーナンダにぴったりだ。そしてブッダの父、スッドーダナ王は仲代達也、もし高齢すぎれば渡辺謙か?この他はハリウッドやイギリスの俳優を幅広く使う。釈迦の物語には登場人物が多い。アーリアのバラモンや王たち、ブッダの高弟たち、色々なエピソードに出てくるその主役たち、さらにマーラ、ブラフマンなどの異形のものたち…。

実は「ブッダ」は今年のGWにアニメで来るらしい。勿論日本映画だ。原作は手塚治虫の例のベストセラー?だが、やや創作しすぎている嫌いが有る。だから本当は有る程度史実に沿って実写で創りたい。しかもこの物語はVFXを多用する不思議、奇跡の場面が山ほど有る。それと戦争場面も大変だ。小さなカピラ国が大国コーサラに滅ぼされる戦争では、コーサラは象軍を動員する。これは実写かVFXか?とにかく製作費は3億ドル位掛かるだろう。でも世界でヒットすれば充分元は取れる。多分アバタージェームス・キャメロンは?「アバター」を3億ドルで創り、興行収入は30億ドルを超えただろう。だから「ブッダ」もハリウッドで創らなければダメだ。日本映画陣が幾ら頑張っても、インターナショナルな映画は創れない…。

こんな夢みたいな事を言っているが、まあ誰も読まないブログだからいいだろう。僕が昔国際テニスイベントをやった時も、僕の周りの人達は誰も出来る筈はないと思っていた。僕はただひたすら“願えば叶う、思えば実現する”と思って国際イベントを成立させてきた。実際僕が国際イベントを実施、運営している時でさえ、僕の周りの人達はポカンとしていた。とても彼らには何が起こったのか想像できなかったのだろう。とても彼らの創造力の及ぶ所ではなった。しかも僕は最後のイベントで自分の会社を破産させるオマケまで付けてしまった。やはりそれまでの無理が祟ったのだろう。その後10年間はペナルティ期間で、やっと昨年12月その期間を終えた。しかし僕は67歳になってしまった。だから僕はもうボロボロになりリタイア老人になり、安い年金でホソボソやっている。僕にこれから何ができるというのか?でも夢はまだ見ていたい。何のきっかけでチャンスが来るか分からない。もしチャンスが訪れれば、僕はすぐにストーリー・ボードを?書き、スピルバーグと打ち合わせ、ハリウッドのライターにシナリオを書いてもらう。そして世界に通用する映画を創る。今の時代沙漠の恐ろしい一神教より、ブッダ=釈迦の説いた優しく知的な教えが必要だ。僕は海外出張は苦手だが、その際はインドでもどこにでも出かけよう。多分インドで感染症にかかり(僕は体が弱いので)命に関わるかもしれない。でもいいや所詮人の命、寿命なんかは天の決める事だ。


今日はまた誇大妄想的なブログを書いてしまった。でもいいや。いいたい事は言うし、夢を持つ事は人にとっては必然だ。それにしても今日は寒い。毎年繰り返す三寒四温。でもインドでは一年中暑いんだろう…。