素早い決断

前原が素早く辞任を表明。また菅政権に激震が走った。有る意味では潔い辞任である。献金は小額、在日だが日本名だったようだ。昔から前原を応援していた地元の焼肉屋のオバサンだそうだ。これは二人にとって不幸なことだ。オバサンだって善意でやったことだろう。自民党もよくこんな些細なことをほじくりだしたもんだ。でも誰がこれを仕掛けたのか?前原は若く正義感に溢れ、外相としても中国やロシアにきちんとものを言い、いわば日本のエース政治家だった。それを些細なことをほじくりだして辞任させる。AS新聞や中国は大喜びだろう。(ヒョットするとこの仕掛けの本体か?)菅政権の外交音痴が益々ひどくなりそうだ。ハッキリいってこれは国益を大きく損なうことになるだろう。この問題は以前自民の福田首相にもあり、この時は彼は陳謝しただけだった。

もしこれで中国寄りの外相が就任すれば、AS新聞も中国も大喜びだろう。日本は自分で自分の首を絞めていく。自民党も昔の野党のように反対反対で、ハッキリいって姑息である。これで解散総選挙になっても恐らく勝てないだろう。多分政党の政治勢力は分散され、特定の政党が図抜けることはないだろう。そして複数政党の連立になるだろう。つまり国民にとってはどの政党に入れたらよいか分からなくなる。あるいは特定の政党には入れたくない。政治不信というよりは政党不信が国民に幅広くに広がりそうだ。いっそこの混乱の中で既成の政党にこだわらず、新しい市民中心で、地域中心の新党が伸びてくれればよい。つまり河村や橋元が動いている地域を中心にした新党が伸びてくるかもしれない。どうも既成の政党はもう機能不全に陥っているようだ。民主党も連合や官公労を支持母体としている限りは、官僚の改革は出来そうもない。やはり今は政治の近代化の過渡期と言うべき時代か?政権が自民から民主に移っただけでも大きな進歩と言わなければならないが、反面民主の期待はずれに国民のガックリ感は大きい。

そういう意味では河村のいう地域中心の政党は期待が持てるかもしれない。彼の言うことは極論ではない。この厳しい経済状況の中で、公務員や政治家だけが地位の安定と高額給与を得ているのは、どう考えてもおかしい。どちらも国民の僕(しもべ)である。給与額も員数も削減すべきである。地方も中央も…。どうも日本は今大きな曲がり角に来ているようだ。逆を言えば我々には選挙での選択肢が明確になりつつある。だからそういう意味では自民も公明も今後伸びるべきではない。それでは時代が逆戻りする。我々は今混迷の中にいる。でも混迷は、混沌は新しいものを生み出す為の下地、素材になるから、決して憂いてばかりいる状況でもない…。


東京都知事選挙も何だか魅力の有る候補者が出てこない。松沢は?禁煙条例をやったから嫌いである。WATAMIの会長も何だか得体が知れない。共産党の小池は?及びじゃあない。東国原?が出てきても多分タレント兼業だ。おっと僕は横浜市民、僕には関係なかった。前原の事だが、できるだけ早く政治の中心にカムバックして欲しい。折角日本にも若くてクリーンなリーダーが出て来たのに、いたずらに年を取らせたくない。(近頃岡田の老化でさえ気の毒に思う)今世界の指導者は皆若返っているのに…。